ボジョレーヌーボーの出来とおすすめは?
ワインコンサルタント&ソムリエの広瀬勇二です。
今回のテーマは、「ボジョレーヌーボーの出来とおすすめは?」です。
今年2017年のボジョレーヌーヴォーの評価は?そしてどう飲む?
今年もボジョレーヌーヴォーの季節がやってきました!(^^)
毎回騒がれるのが「今年の出来はどうなのか?」ということ。
「50年に一度の出来!」、「10年に一度の出来!」、「記憶に残る素晴らしい出来!」など、毎年なんやかんやで良い事しか言っていないような印象があるこのボジョレーヌーヴォーですが(笑)、今年2017年の出来はどうなのか?
まだ解禁前ですのであくまで前評判レベルにはなってしまいますし、ネットでも色々な言葉が溢れておりますが、今のところの私的な解釈としては「色々な要因はあれど、今年もそこそこ期待のできる年」という至って平凡な年という認識でおります(笑)。
ボジョレーヌーヴォーについては、今や様々なサイトでも丁寧に細かく説明もされております敢えてこの場で細かく説明することもないと思いますが、そもそもボジョレーヌーヴォー自体がその年の新酒を飲むというお祭りのようなもの。ワインもガメイ種という品種を使った早飲みタイプ。ワインの出来を気にしてチビチビ飲むというよりは、味わいはさほど気にせずガブガブ飲んで文字通りお祭り騒ぎをする方が適した楽しみ方と言えそうです!(^^)
毎年言葉巧みに表現をするのは、フランスにおいてワインは国が誇る産物である為、品評会でもない限りボジョレーのみならず基本ワインの事をあまり酷評はしないということと(実はボジョレーでも酷評されている年もありますが(^_^;))、フランス人自体が一つの会話中に極力相手と同じ言葉を使わない、また自分自身も出来るだけ同じ言葉を繰り返さないというくらい「同じ」を嫌い、故に表現も多種多様にございますので、毎年のボジョレーをただ「美味しい」、「今年も良い年」という簡潔な表現をしないのでしょう(^^)。
まあ我々もそれに習って、自分が一流プレイヤーでもないのにああでもないこうでもない言って盛り上がるスポーツ観戦のように、色々な評価も適度に楽しみながら結局はガブ飲み、というのがボジョレーヌーヴォーを最も楽しむ飲み方なのではないでしょうか!(笑)
オススメのボジョレーヌーヴォー
実は約40%が日本と言われるくらい日本でのボジョレーヌーヴォーの消費量は多い。
毎年耳にして飽き飽きしているという方も多いかと思いますが、たかがボジョレーされどボジョレー、ある意味必ずやってくる年間行事ですから、せっかくですので色々試して楽しみましょう!
今回はそんなボジョレーの中でも、ちょっとじっくりも飲みたくなるようなアイテムをいくつか御紹介致します。
皆様、ロマネコンティーというワインは御存知でしょうか?
はい。今や安くても一本100万円を超えてくる超高級ワインです…。
実はあのロマネコンティーにゆかりのある造り手が手がけるボジョレーが存在致します。
その名もフィリップ・パカレ氏
このフィリップ・パカレ氏はボジョレー出身で、代々続く栽培、醸造家の家系で育ち、自然派ワインの巨匠と言われる故マルセル・ラピエールを叔父に持つという、言うなれば自然派醸造家のサラブレッド。
このサラブレッドのパカレ氏はやがてなんとあのロマネコンティーから醸造責任者のオファーを受けることになるのだが、自分の信念に基づいたワインを造り続ける為にとそのオファーを断ったという伝説の造り手なのです。
その伝説の造り手が毎年手がけているボジョレーヌーヴォーがこちら。
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フィリップパカレのボジョレー
最高峰の座を断ってまで信念を貫きたかった男が手がけるボジョレーの味わい。
毎年人気殺到ですぐに売り切れてしまうボジョレーですが、是非一度飲んでみる価値ありです!
それに並び、パカレ氏の叔父マルセル・ラピエール氏のボジョレーもやはり格別!
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マルセルラピエール
この二つは私が是非皆様にオススメしたいボジョレーヌーヴォーです!
というわけで今回のテーマは、「ボジョレーヌーボーの出来とおすすめは?」でした。