ワインコンサルタント&ソムリエの広瀬勇二です。
今回のテーマは、「【東京都内編】大人のワインデートでおすすめのお店13選(写真多数あり)」です。
Contents
- 1 【東京都内編】大人のワインデートでおすすめのお店13選
- 1.1 「Banque(バンク)」
- 1.2 「Bistro Confl(ビストロ コンフル)」
- 1.3 「クラゲストア」
- 1.4 「Zen(膳)room」
- 1.5 「春秋ユラリ」
- 1.6 「Shaji(シャジ)」
- 1.7 「Cuore Forte(クオーレ フォルテ)」
- 1.8 「Nagisa-Tei(なぎさ亭)」
- 1.9 「W(ダヴリュー)表参道 The Cellar Grill」
- 1.10 「Dece(ディーチェ)」(番外編)
- 1.11 「Trèfle(トレフル)」
- 1.12 Le Comptoir l’Occitan(ル コントワールオクシタン)
- 1.13 Wine Bar Bâtonnage(ワインバー バトナージュ)
【東京都内編】大人のワインデートでおすすめのお店13選
「大人のワインデート」と一言で言っても色々と連想ができると思います。
高層ビルの最上階のレストランで、落ち着いた雰囲気の中で夜景を観ながらロマンティックに乾杯。高層ビルではないながらも、知る人ぞ知る隠れ家的なお店の個室で二人だけの空間でワインを愉しむ。または、決して落ち着いた空間ではないが程良い活気とセンス溢れる内装などを愉しみながら、店主拘りの料理とお値打ちワインを愉しみながら会話に華を咲かせる。などなど大人のデートはワガママなもの(笑)。
また「ワイン=絶対洋食と合わせる」という考え方も最早ナンセンス。
フレンチ、イタリアンはもちろんですが、「こんな料理ともワインを合わせているお店があるんだ⁉︎」「こんな面白いお店があるんだ⁉︎」と相手がビックリするような新たな発見に導くことも大人が魅せるデートなのではないでしょうか(^^)。
またディナーだけでなくランチタイムにだってお洒落にデートができないと一人前の大人とは言えない!(笑)
今回は、そんな様々なシチュエーションに合わせて大人のデートが愉しめるようなお店を10店舗御紹介させていただきます。
あくまで私個人の主観でオススメするお店で、有資格者のソムリエが不在のお店がほとんどでございますので、ワインを愛する皆様の御期待に添えなかった場合は何卒お許しください(^_^;)笑
有資格者がいなくても良いワインが置いてある、また愉しめるお店はたくさんあり、また同様に資格がなくても誰でもどこでもワインは愉しめる、そしてワイン以外でもお店の愉しみ方はたくさんあるということをお伝えできればと思います(^^)。
「Banque(バンク)」
まずはワイン好きな方は必ず御満足いただけること間違いなしの乃木坂の隠れ家的ワインバー「Banque(バンク)」。
とあるビルの地下に降りると小さなキーを挿し込む穴があり、その穴にお店から渡されたキーを挿し込まなければ入店することができない、一見さんお断りの知る人ぞ知る名店。
やや薄暗い店内に入ると、待ち受けているのはショーケースいっぱいのワインの壁。辞書のようなオールドヴィンテージのワインリスト。バンクの名の通りまさにワインの宝庫。
ワインのコンセプトはオールドヴィンテージと自然派ワイン。
お店の中央にはワインのショーケースに囲まれた個室があり、ワインの絶景に囲まれながら、ワイン好きには堪らない空間。
個室以外でも個々の空間を愉しめる雰囲気抜群のボックス席もあり、例えワインじゃなくてもカップルはいい雰囲気になってしまうこと間違いなし!(笑)
またトイレがとても面白く、最初はそのトイレを探すのに誰もが苦労をするでしょう。
その意味を知りたければ、まずはこのBanqueに通っているお知り合いを見つけて是非足を運んでみてください!(^^)
「Bistro Confl(ビストロ コンフル)」
大人の隠れ家デートと言えばオススメしたいのはこのお店!
駒沢大学駅下車すぐの路地裏にあり、普通に家屋と並んでいる為わかっていてもつい通り過ぎてしまう程の隠れ家的フレンチビストロ「Confl(コンフル)」。
外観の割には店内は奥行きがあり、奥には6名まで御利用できる個室と、カウンター6席とテーブルが数席。
決して広いとは言えないが狭いという感じもしない開放感があり、クラッシックな雰囲気もある為、不思議と落ち着いた気分になれます。
お店の自慢は、フランスで修行したシェフが手がける蝦夷鹿などを中心としたジビエと、常時10種類は用意しているという豊富なグラスワイン。
ディナータイムには大きな黒板に30種類以上の旬のメニューが並び、とても一回通っただけでは満足できない誘惑たっぷりのメニュー!(笑)
個室もさることながら、カウンターに座って目の前のシェフに自分の好みの食材、調理法をリクエストすることもでき、まるで専属シェフを抱えた気分になれます。
食とワインに舌鼓を打ちながら、シェフとの会話を愉しむのも悪くない。
違いのわかる大人達の、本当にお洒落な大人デートには是非使っていただきたい隠れた名店です。
Conflとは合流点の意。しかしながら、店舗の所在はわかりづらいので待ち合わせには御注意を(笑)。
「クラゲストア」
ディナータイムはもちろんですが、ランチデートでもオススメしたいのはこのお店!
⇒現在は惜しまれつつも閉店してしまいました。
ハイセンスの街自由ヶ丘を少し歩けば出現するこの「クラゲストア」。
店名だけでは一体何屋なのかも想像がつかないかもしれませんが、実はこのお店、アパレルスペースが併設されていて飲食とアパレルを融合させたカフェで、しかも料理は某有名星付きフレンチレストラン出身のシェフが料理長を務めている為、ランチタイムでもお値打ちで星付きレストランさながらの絶品料理が楽しめる夢のようなお店なのです!
料理、ワインは言うまでもないですが、とにかく圧巻なのはそのセンス。
オーナーがデザイン会社をされているとのことで、至る所がとにかくお洒落!
とても心地良いテラスの脇に併設されているアパレルスペース、店内にもちょっとした小物が購入できるスペースがあったりと、まずは飲食とアパレルを見事に融合させているということと、壁にはついつい全部頼みたくなるような、デザイン会社らしいワインボトルのイラストで豊富な品揃えのワインメニュー、一つ一つの食器、インテリア、トイレの男性・女性のマークに至るまでお洒落で面白いデザインばかり!
もちろん料理に関しては言うことはなく、私はこのお店をいつも「レストランにしてはお洒落過ぎる。カフェにしては美味しい過ぎる。」と表現をする。
「クラゲストア」の店名の由来は、クラゲのように透明でお客様の色に合わせるとのこと。
店内は、このセンスを理解しているお洒落なお客様でランチタイムもいつもほぼ満席状態!
満席と言っても都会の騒がしいビジネスランチではなく、お客様は皆優雅にゆっくりとランチを楽しんでいる方ばかり。
ほとんどのお客様が、ランチタイムのお食事が終わった後も昼下がりのティータイムまで会話も楽しみながらゆっくりと過ごしております(^^)。
この忙しない日本の中で、日頃の忙しさを忘れさせるような昼下がりまでののんびりランチデートを演出できるのは、ある意味ディナーのデートを演出するよりもポイントは高いのでは?(笑)
ただしこのクラゲストア、本当に人気がありますのでランチと言えど御予約することをオススメ致します!
「Zen(膳)room」
ワインデートと言えば洋風を思い浮かべる方がほとんどだと思いますが、ここで少し視点を変えて他のジャンルのお料理でのワインデートも御紹介していきたいと思います。
ここで御紹介するZen-Roomは、中国の漢方を取り入れた薬膳料理のお店。
薬膳理論に基づきつつ、和の調味料も使用し、食べやすい味に仕上げ、美容・健康に良い豊富な種類の野菜やキノコ、発酵食材をたっぷり使用しています。色々な料理のベースとなる薬膳スープは、国産烏骨鶏や『季節に応じて漢方薬剤師が調合した18種類の漢方食材』をじっくり時間をかけて抽出。でき限り脂を取除いていますので、カロリーも低くなっており、デトックス効果も抜群。
お店イチオシの食べるべき一品は、この超ヘルシー志向の薬膳スープを使った薬膳鍋。
4種類の中から2種類を選ぶことができ、特に女性は喜ぶこと間違いなし!
一向にワインの話が出てきませんが、お待たせ致しました!私がこのお店をオススメする1番の理由、それは、なんとこのZen-Roomはワインを持ち込んで良い、しかも持ち込み放題というお得なプランが存在するのです!
オーナーが大のワイン好き、そして健康にも良いワインを是非このヘルシー薬膳料理にも合わせていただきたいという想いがあり、お店にも良質なオーガニックワインが置いてはいるのですが、自分達の持ち込みたいワインを、普通では考えられない破格でどんなワインを何本持ち込んで楽しんでも良いのです!
ワインに合わせる為に考えられた「ワイン持ち込みコース」たるものもあり、ワインとのマリアージュを充分に楽しめるようなメニュー構成になっております。
しかしながら、私のオススメはやはりこの「ワイン持ち込みコース」+薬膳鍋!
コースの最初にはまずはお腹に優しい一口薬膳スープ。その後持ち込んだワインと薬膳コース、そして本当に絶品な薬膳鍋を二人で楽しく突っついてください!笑
そして実は、最後の最後に本当にビックリするのは翌日の体調とお通じです!
私も身をもってその清澄効果を体感致しましたが、始めはデートだったのに真剣に健康の為にまた二人で通いたくなってしまう!そんなお店です!笑
「春秋ユラリ」
最近どうしても目が離せないのが和食とワインのマリアージュ。
この「春秋ユラリ」は、そんな和食とワインとのマリアージュをとても斬新な形で提案しているお店です。
見るからにお洒落な外観から店内に入ると、入り口でまずは大きなワインのショーケースに迎えられ、和食でありながら豊富な品揃えのワインリスト、また和が軸ではあるが要所要所でイタリアン、フレンチといった洋のテイストも取り入れられ、京野菜や雲丹といった和の食材から、アボカド、バスク豚といった洋の食材、どちらもその素材を生かしたまさにモダン和食と言える料理を展開している。
ワインのみならずウイスキーやカクテルといったその他の洋酒、また日本酒や焼酎といった日本のお酒も当然揃っており、グラッパ、マール、ポートワインといった食後酒まで充実している。
圧巻なのは、窒素の力でワインの劣化を抑え、60mlの量から楽しめるワインサーバーまで設置してあり、あのカリフォルニアワインの最高峰「オーパスワン」をグラスで楽しめることができるのです!
そして例えオーパスワンが無くとも、充分グラスワインの種類は豊富で生産国も多岐にわたるのでワイン好きを飽きさせない。
店内はとてもお洒落ですが、2名からでも利用できる個室もあり、大切な人との落ち着いた時間の演出も充分に可能なお店です。
個室には呼び出しボタンが付いておりますので、店員さんが無闇に入ってくることもなく、二人だけの空間をゆっくり楽しむことができるはずです。
「Shaji(シャジ)」
日本人にとっては最も親しみがある料理の一つとも言える「焼き鳥」。
この庶民的料理の焼き鳥を、実にお洒落に、そして見事にワインとのマリアージュを御提案しているお店がこちらのShaji(シャジ)。
店名の由来は、会社名の(株)スプーンからくる和名の「匙(さじ)」と、お客様に常に謝辞を捧げる意を重ねて「Shaji(シャジ)」。
由来通り、スタッフの皆様も本当に心地良い方々ばかり。
新感覚のオリジナルソースも駆使した焼鳥もさることながら、キャビア、フォアグラなどの高級食材を使った一品料理などもたくさん取り揃え、仏・和に捉われず、季節毎にどれも旬の味わいを引き出した逸品ばかりで、いつ足を常にお客様を飽きさせない。
赤白6種類ずつの豊富なグラスワイン、また泡、白、赤全てのワインに合わせることができる豊富なメニュー構成で、美的センス抜群の料理長が手がける各々の料理合わせてソムリエールが提案するオススメワインなどを記載したオリジナルメニューも独創的で、つい読み入ってしまい全て試してみたくなるような、まさにワインと焼鳥のマリアージュを無限に楽しめるお店です!
その中でも特にオススメの一品は、トリュフを贅沢に敷き詰めた「トリュフの炊き込みご飯」。
香り豊かで、多くのお客様が他で食べるそれとは一線を画しているとリピート率も高い。
「ワイン=洋風」と決めつけているワインデートでのパートナーを感動させることができること間違いなしの「大人の為の焼き鳥屋」です!
「Cuore Forte(クオーレ フォルテ)」
若者の街という印象も強い下北沢で、ここまで拘ったお店があるのかとビックリすること間違いなしのイタリアンバルがこちら!
料理は全て手作り、ワインは自然派主体のイタリアンバールで、店名のCuoreはイタリア語で「心」や「ハート」、Forteは「強い」の意味で、店名通り食材生産者やワインの造り手の方々の意志を強く伝えると共に、堕落しがちな自分達への戒めも込めてこの店名にしたのだと、とても貪欲で探究心を忘れない料理人達が手がける、実は某飲食媒体でもかなりの高得点を叩き出している隠れた名店!
オーナーシェフの羽賀大輔氏曰く「イタリアンはSimple is the best.いい食材であれば、その食材の美味しいところを引き出してあげる手助け的な調理を心がけております。」とあくまで素材重視でそれを最大限に生かすことを常に心がけている。
必然的にワインも自然派中心になり、本来食事とワインを愉しむとはこういうことなのであろうなと実感することができるお店です。
それでも接客とお店の雰囲気はあくまで気さくで、何かを押し付けられている感じは一切しない。
その証拠に、同ビルのB1Fに同系列のワインバーがあるのですが、そちらの店名は「Fegato Forte(フェガート フォルテ)」で、意味は「ハートを強く」ではなく「肝臓を強く」で、羽賀オーナーの「たくさん飲んでください!」という気持ちと遊び心に溢れた店舗!(笑)
1Fのカウンターに使われているアフリカの高級木材「Bubinga(ブビンガ)」は、あまりの質量の重さに、木でありながら水に沈むとも言われており、B1Fのカウンターに使われている同じくアフリカ原産の「ゼブラ」は、シマウマのような美しい縦縞からその名がつき、複雑な木理が原因で平面に仕上げるのが非常に困難と言われているこちらもブビンガ同様高級木材である。
こんなカウンターの木材にも拘りが見られ、実際にこの高級木材達に触れながらデートのお相手にカウンターの木材話をしてみるのも面白いかもしれません(^^)。
もしお相手がこれらの木材を御存知でしたら、その方はかなりのBar好き、またBar巡りをしている人かもしれませんね!(^^)
「Nagisa-Tei(なぎさ亭)」
割と大衆的なお店が多いという印象の門前仲町駅から少し歩いたところに、私の大好きな「サザンオールスターズ」がBGMとして流れ、隠れ家的に軒を構える自然派ワインとシーフードのお店「Nagisa-Tei」。
新鮮魚介と自然派ワインが1番のオススメではありますが、パスタやピザ、アヒージョ、岩手の門崎牧場から直送の良質なお肉を使った肉料理、そしてデザートに至るまで、経験豊富なシェフが色々なジャンルの料理を独自のアレンジを加えてお値打ちに御提供していて、つい料理に合わせて豊富な品揃えのワインも色々と試したくなってしまうお店です!
自然派ワインもさることながら、自然派以外のワインも含めて約50種類近くの様々な国々のワインが楽しめて、コストパフォーマンス抜群のワインを揃えたボトル¥2500均一のお値打ちワインリストがあるのもありがたい!
ワイン以外のドリンクの品揃えも豊富で、無理に自然派ワインを選ばなくてもお客様の様々な需要に合わせられるメニュー構成になっております。
ジャンルで言えば洋風居酒屋という感じになると思うのですが、バルと言うには幅広い料理のジャンル、バリエーション。居酒屋と言うには美味し過ぎて拘りのある料理、ワイン等の品揃えで、ジャンルに捉われずどなたでも楽しめるお店です(^^)。
店名通り店内も海をイメージした内装で、ウッド調のテーブル、椅子などがとても落ち着き、BGMのサザンオールスターズは何より海を連想させます!
私が大のサザン、桑田佳祐好きということもございますが(笑)、それを差し引いても本当にオススメできるお店で、デカ盛りサイズで新鮮刺身と契約農家の有機野菜の「Nagisa盛」や、前菜盛り合わせなど他の料理も比較的大きいサイズで、特に暑い夏には自然派スパークリングやキリッと辛口白ワインを飲みながら、新鮮魚介や絶品料理をふんだんに楽しみたいところです!
夏には楽しいイベント満載の江東区エリアで、「たくさん飲んで食べて元気な夏を過ごしたい!」そんなカップルのワインデートには是非オススメのお店です!
そしてサザン好きな方も是非!(笑)
「W(ダヴリュー)表参道 The Cellar Grill」
平日ランチはワイン飲み放題付きというワイン好きにはたまらないお店、表参道のW(ダヴリュー)。
でっかいワインボトルの看板を地下に下ると、「これはオーナーはワイン好きなんだろうなー!」とすぐにわかるワインショップが入口に!
中に入ればこれまたワインメーカーのポスターやら、フランス、イタリアの地図やら、樽のテーブルやら、まるで「海賊のようにワインを飲んで肉を食え!」と言わんばかりの雰囲気で、入口だけと思っていたワインショップが店舗の一番奥にもあり、中は温度管理がされているワインセラー、生ハムの原木などもあり、もう全てがワイン好きな人達の為に考え尽くされている(笑)。
平日ランチはハウスワイン飲み放題!土曜日も¥500払えばスパークリングワインが60分飲み放題という、どれだけワインを愛するお客様の味方をするのだと感服してしまうお店です!
料理はお肉料理中心ですが、チーズなども充実しており、ディナー後の二軒目としても充分楽しめるお店です!(^^)
6名からの御利用にはなってしまいますが個室が二部屋あり、繋げれば最大15名前後まで対応できる。
雰囲気は活気に溢れてはいるが、ただしっぽりと落ち着いたお店だけを選ぶのではなく、こういうお店をチョイスできるセンス、大らかさがまた魅力の一つなのではないかと思います(^^)。
気さくな雰囲気の方が誰しも心を開きやすいもの。
下手な静かなお店に行くよりも二人の距離が近づくのは早いかも(^^)。
何よりワインが充実しているので、デートでなくてもワイン好きな友達と一緒に、また御接待などにも充分活用できる店舗です!(^^)
「Dece(ディーチェ)」(番外編)
デートと言えば最後はやはりお洒落なBar。
最後の1店舗を御紹介する前に、ここではちょっとワインを忘れて(ワインも置いてありますが)、大人のデートに相応しいオーセンティックBarを御紹介致します。
大人が集う街赤坂。ある意味Bar激戦区とも言えるこの地で20年以上続いている老舗のBar「Dece」。
カクテルコンペティション等で何度も入賞歴もあるオーナーの増田 輝仁 氏の、熟練された腕で作られる見事なまでのカクテル、お酒を飲むことができるお店です。
お酒の知識、技術もさることながら、増田氏を中心としたスタッフ全てがバーテンダーである前にサービスマン。
付かず離れずの心地良い距離感の接客。オーセンティックではあるが固すぎない雰囲気。
音楽好きな増田氏が、店内の雰囲気に合わせてBGMをチョイス。
全体的に落ち着いている雰囲気の時はゆっくり流れるジャズ。ややガヤガヤし始めて盛り上がってきたなという時には懐かしいDiscoミュージックやマイケル・ジャクソンなんかも流しちゃう日もあります!
カウンターとテーブル席だけでも充分落ち着ける雰囲気ですが、半個室的なスペースもあり、よりデートのお相手とより親密な関係を築けること間違いなしの大人の洒落乙Barです!(^^)
ちなみにBarと言えば気の利いたおつまみも気になるところ。
一流Barはおつまみも一流!私が薦めるこのお店のおつまみはなんとビーフジャーキー!
絶品ですので是非一度召し上がってみてください!(^^)
「Trèfle(トレフル)」
ワインデートでオススメしたいお店10選(東京23区編)、最後に御紹介させていただくお店は、大人のワイン.comのオススメ10選のトリを飾るに相応しいこちらのお店、銀座にある完全紹介制の知る人ぞ知るワインバー「Trèfle」です。
カウンター数席とテーブル席少々の小ぶりなお店ではございますが、小ぶりならではこそ可能な一組一組に対する完璧なまでのおもてなし。
オーナーでありソムリエのT氏が、一本一本のワインを丁寧に、そして実に美しい所作で抜詮し、抜詮から注ぎ終わりまで、更には
を残った澱に至るまで責任を持ってサーブしてくださいます。
圧巻は、たった一本のオールドビンテージワインを、一番最初の口開けの50cc、注ぎ始めのトップ、中間、フィニッシュ、そして最後の澱の部分も含めて実に5つもの形の違うワイングラスを使用してワインをサーブしていただけるところで、お客様の飲み具合も見ながら完璧なタイミングでサーブされます。
確かな保管状況下の確かなルートで輸入されてきている熟成30年を超えるオールドビンテージワイン達がザラに置いてあり、そのようなワイン達はとてもデリケートで恥ずかしがり屋。
何せ30年以上も眠っていた訳ですから、ワインをもし女性に例えるとすれば、女性は誰しも寝起きの顔を急に見られたくないものですよね(笑)。
ですので、ワインを静かに取り扱うことはもちろん、事務的なデキャンタージュ、カラフェージュや、またグラスに注がれてからも無闇にクルクルとスワリングなどはしてはいけない。
放って置いても徐々に美しく開いてきますので、どうか寝起きのワインを叩き起こすようなマネはしないでください
その辺りを充分に熟知したT氏が、まるで女性を扱うかの如く丁寧にワインに接する姿は必見!
当然最初のテイスティングでも過剰なスワリングはしませんし、お客様に御提供する最初のトップの一杯目は香りだけを立たせる為に、スワリングではなくグラスリンスだけをして出してくださいます。
オールドビンテージワインの楽しみ方についてはまた次の機会にでもお伝えするとして、このTrèfle、一度こちらでオールドビンテージワインを楽しんでしまったら、他のお店ではもうオールドビンテージワインを開けることができなくなる!そんなお店です!
場所柄どうしても多少の御予算はかかってしまいますが、2~4名で御利用できる小さい個室の御用意もあり、大切な方との記念日等にもオススメできるお店です。
皆様の周りでこの完全紹介制のTrèfleに通っている方を探していただいて、是非一度足を運んでみてください(^^)。
もし周りに見つからない場合は、まずは私とお知り合いになりましょう!(^^)笑
私からしっかりとこのTrèfleを御紹介させていただきます(^^)。
Le Comptoir l’Occitan(ル コントワールオクシタン)
2018.3.16 追加情報
東京都内でのワインデートで私がおすすめしたいお店をもう一つ追加でお伝えしたいと思います。
代官山のミシュラン一つ星のフレンチレストラン<Pachon(パッション)>のオーナーシェフであり、フランス本国でも数々の最高位の勲章を受章されているAndre Pachon(アンドレ パッション)氏が手がける、ロクシタン(プロヴァンス地方などの南フランスを表す)をコンセプトにしたビストロフレンチ。
コントワールとはフランス語で「カウンター」の意。
店名通り、はワイン一杯だけでも気さくに楽しめるカウンターと、ワインのボトルやワインの木箱、樽などで作られたインテリアなどが満載で、ワイン好きの気分を高揚させる。
南フランスがコンセプトですのでワインも南フランスが中心ですが、南フランスと言えば皆様御存知お値打ちワインの宝庫!
樽に詰められた様々な味わいのワインを自分で自由にテイスティングでき(適量(笑))、その中から厳選した上で自分のお気に入りのワインを選ぶことができます。
しかもグラスワインはどんなになみなみに注いでも一杯分の料金!(笑)
南フランスワインらしいコストパフォーマンス抜群のワインを、一流シェフが監修するフレンチと共に思う存分楽しめるお店です!
ランチタイムの営業もしており、代官山のお洒落な昼下がりを楽しむも良し!
ワイン好きな方は男女問わず絶対に喜んでいただけるオススメ店です!
Wine Bar Bâtonnage(ワインバー バトナージュ)
2021.3.28 追加情報
銀座8丁目と言えば、様々な業態の高級店、また隠れ家的なお店も多いエリア。
その中でもまさに隠れ家、そして隠れ家が故に拘りも詰まったワインバーをご紹介いたします。
とあるビルの地下に降り、まるでフランスのような佇まいのドアを開けて店内へ。
カウンター数席、テーブル席少々の本当にこじんまりとしておりますが、中世ヨーロッパ音楽が流れる店内の雰囲気は本場フランスそのもの。
私も個人的にもよく通うお店ではありますが、いつのまにか店内はワイワイし始めて、気がつくと活気に溢れてついついワインが進んでしまう雰囲気に包まれます!(^^)
店名になっている「バトナージュ」とはワイン造りの工程の一つ。
樽やステンレスタンク内にあるワインを撹拌させる作業で、このバトナージュという工程によって毎日ワインが変化し、深みや旨味がもたらされます。
お店でもお客様とワインが交わる事により、深みのある意味のある時間を創造し、常に味のあるお店に進化していくという願いを込めております。とお店のホームページにも記載されているように、オーナー兼ソムリエの岡野氏はとても気さくで柔軟な発想の持ち主。
パリ、ボルドーのレストランでソムリエとして働き、その後コートデュローヌのワイナリーではブドウ栽培、ワイン醸造を経験し帰国。帰国後は再度日本のレストラン勤務を経て、国産ワインの本場山梨県甲州市のワイナリーでブドウ栽培からワイン醸造まで全ての工程を研鑽し、現在に至る。
造り手とソムリエという両者の経験を生かしたワインチョイスで、ワイン玄人から初心者まで様々なご要望にお応えしてくれます!
「ソムリエである前にサービスマン」。そんな表題が相応しい岡野氏の気さく且つ寄りすぎない接客で、どんなシチュエーションでどんなお連れ様と行っても愉しめるお店です(^^)。
ほとんどのお客様が常連ですので、できれば最初は既に通っている方を見つけてご紹介していただくのがよろしいかもしれませんが、例え一見であっても決して無碍にはされない素敵なワインバーです。
以上、今回は「大人のワインデートにオススメのお店13選(東京23区編)」でしたが、本当はとても13選には収まらずまだまだオススメしたいお店は沢山あり、今回は数あるオススメのお店の中からワイン以外でも少しでも面白い要素があるお店、また他では御紹介されていないであろうお忍びのお店、そして変わり者の私が好む(笑)、完全に私主観の個性的なお店を御紹介させていただきました。
今後、この13選以外にもチョコチョコ素晴らしいお店を御紹介させていただきますので、これからも「大人ワイン.com」を何卒宜しくお願い致します。
というわけで今回のテーマは、「【東京都内編】大人のワインデートでおすすめのお店13選(写真多数あり)」でした。