ワインコンサルタント&ソムリエの広瀬勇二です。

今回のテーマは、「Bonjour France2017(ボンジュール・フランス)伊勢丹について」です。

それでは早速本日の目次です。

フランス流の暮らしの美学「Art de Vivre(アール・ド・ヴィーヴル)」

「フランス式に生きる」とは、ゆっくりと食を楽しむこと、教養を身につけること、発見すること、分かち合うこと…。

このように人生を楽しむフランス流の暮らしの美学「アール・ド・ヴィーヴル」をテーマにした様々なイベントを発信した「Bonjour France」。今年で3回目を迎える今回、東京の至る所でこのアール・ド・ヴィーヴルを体験することができました!(^^)

フランスと言えば、ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)、シャネル(CHANEL)、エルメス(HERMÈS)、カルティエ(Cartier)といった高級ブランドが多数ございます。

クリスチャン・ディオール(Christian Dior)、セリーヌ(CÉLINE)、クロエ(Chloe)、他にも数え上げればキリがない程たくさんの高級ブランドが存在するフランス。一度は耳にしたことがあるような高級ブランドのほとんどがフランスのブランドと言っても過言ではないかもしれません。

これだけたくさんのお洒落で素晴らしいブランドを輩出しているフランス人がセンスが良いのは当たり前!と思いがちですが、実はフランス人にリサーチしてみると、「高いブランドが必ずしもお洒落とは思わない。」「みんなが知っているブランドを着てもつまらない。」といった具合に、皆様どちらかと言うとブランド品よりは誰も知らないアイテムですとか個性的なアイテムを好んで選ぶようです。

フランス人は「人と一緒はつまらない」「個性が無い」という考えの方が強いようですね。

この個性を大切にする考え方こそ、そしてそれを存分に楽しもうとする心の豊かさこそが、フランス人をお洒落にしている所以なのかもしれないですね(^^)。

そしてこの考え方はあらゆる分野で、もちろん食文化にも反映していて、今年もファッション、食文化、あらゆる分野でフランスのセンスを遺憾なく発揮し、アール・ド・ヴィーヴルをこれでもかと言うくらい我々に見せつけてくれました。

今回はそんなアール・ド・ヴィーヴルたっぷりの「ボンジュール フランス」を、ワイン、食のみならず、色々な分野からレポートしてまいりましたので、皆様にお伝えしようと思います!

フランスウィーク at 伊勢丹新宿店

今回、都内の至る所で様々なイベントを発信していた「Bonjour France」の中でも、特にその文化が一度に集まって大人気であったと言えるのがこの伊勢丹新宿店で約一週間開催されたフランスウィーク!

6階、7階、そして1階と、複数の階層を使って、食、ファッション、芸術と多分野に渡りフランス文化を楽しむことができました!

各階毎にコンセプトは分かれていたものの、どの階にもたくさんの人、人、人!特に6階の食文化エリアは、高級デパートの中とは思えないくらいにごった返していて、まさにマルシェと言った感じ(^^)。

フランスワイン、シャンパンはもちろん、パン、野菜、お菓子、紅茶、オリーブオイルにバターと、フランスが誇る素晴らしい品々で溢れておりました!

また、会場内ではフランス産の良質なcharcuterie(シャルキュトリ)やチーズをワインやシャンパンと一緒にイートインで楽しめるエリアもあり、つい私も本場の味に舌鼓を打ちながら長居をしてしまいました!(笑)

シャルキュトリとは「肉に火を通す人」を意味し、ハムやソーセージ、パテ、テリーヌなどの食肉加工品の総称で、その歴史は非常に古く、実に様々な製法が存在するようです。

イタリアは生ハムやサラミといったイメージはありますが、フランスにもこういった食肉加工品の文化があるのですね(^^)。

とても一日では回りきれない溢れんばかりの食べ物、飲み物の量でしたが、今回私の目に止まったのはboulangerie(ブーランジェリー)やpâtisserie(パティスリー)が手がける美味しそうなパンやお菓子!

こちら、虎ノ門ヒルズ内にあるフレンチビストロ「Pirouette(ピルエット)」から、フランス現地ではあの高級バターとして有名なÉCHIRÉ(エシレ)よりも人気があると言われているbeillevaire(ベイユヴェール)を100%使用したフィナンシェ!

ピルエットとは、バレエの片足でつま先立ちをして旋回するお馴染みのあの回転のことですが、漠然とクルクル回るといった意味もあるようです(^^)。

陽気に踊れるような雰囲気ではないですが(笑)、本場フランスで修行をされた小林 直也シェフ、武井 祐太パティシエが手がける料理とデザートは、ついクルクル回りたくなるような幸せな気分になってしまうのは間違いないです!(^^)

隣接するEpicerie(エピスリー)では提携農家から仕入れている新鮮な野菜、またパティシエが手がけるスイーツ、今回のフィナンシェに使われているベイユヴェールバターやクロワッサン、バケット、更にはお皿やグラスなどのカトラリーを購入することもでき、フルオープンキッチンで実際に旬の食材が調理されているところを眺めながら「見る→食す→購入して自分で作ってみる」といった流れで1店舗でそのまま自分のライフスタイルの充実にまで繋がるといった具合で、食事はもちろん、店舗で過ごした時間自体がとても有意義に感じることができるお店です!
↓↓↓
https://www.pirouette.jp/

そしてこちらはFrédéric Madelaine(フレデリック・マドレーヌ)さんという名前自体も美味しそうなシェフが手がける(笑)、Le Pommier(ル・ポミエ)の美味しそうなお菓子の数々!

色とりどりのお菓子がどれも本当に美味しそうで、サイズ、価格もお手軽なので、こちらもついたくさん色々な種類のお菓子を購入してしまいました!(^_^;)笑

都内でも店舗を構えて美味しいお菓子を御提供しているマドレーヌシェフ、写真を撮ることも心地良く承諾してくださり、とても温厚でお優しい方でした(^^)。


↓↓↓
https://www.lepommier-patisserie.com/

まだまだ他にも素晴らしいお店や商品はたくさんございましたが、とても全ては御紹介できそうにありませんので、今回はこの辺で、また来年に皆様も是非御自分の目で確かめてみてください!(^^)

日本とフランスを繋ぐ美人双子姉妹

最後に、Bonjour Franceを彩る素敵なフランス人双子姉妹を御紹介致します。

一見、我々日本人ではどう頑張っても真似できそうにない華やかさ、センスが溢れるフランス文化ですが、日本、フランス両国には共通点もあると感じます。

伝統を重んじ、古き良きを大切にすること。

物事を深く追求する職人気質であること。

独自の美学を有していること。

我々日本人の目から見るフランスの洗練されたセンス、文化は大変魅力的ではありますが、かたや我々の文化である着物や盆栽、和食や日本酒なども、フランス人のみならず海外の方から見れば素晴らしい美学を有した文化に見えていることでしょう。

そして、その美学が故に繊細でもあると言える両国。

そんな両国の文化、習慣、そして考え方を、自身の確かな経験により培い理解した生粋のフランス人双子姉妹が実はこの日本に住んでおります。

Clara Bodin(クララ・ボダン)さん、Alexandra Shibue-Bodin(アレクサンドラ・ボダン)さん御姉妹。

純粋なフランス人の血が流れるお二人ですが、5歳の時に日本に来て以来、学生時代も含めて絶えずフランスと日本を行き来しどちらの文化も吸収し、言語もフランス語はもちろん、日本人以上に丁寧で流暢な日本語、英語、時にスペイン語までも使いこなし、まさに才色兼備という表現が相応しいお二人です。

姉のクララさんは、今回このBonjour Franceの親善大使を務め、様々なシーンでの司会、進行、フランス文化、日本文化の普及。またモデルの経験を生かし、Beauty、Design、Promotionと多分野に渡りハイセンスな世界を展開する「株式会社 I Style Japan(アイ スタイル ジャパン)」の代表を務め、社名の如くまさに自身の持てるパフォーマンスを全て発揮して、モデルとしてのクララ・ボダンの世界観を発信している。
↓↓↓
https://istylejapan.com/

また自身からの発信のみならず、お客様の眠っているセンスを引き出し、魅力の発見をお手伝いする、プロのカメラマンや直々のポージング指導による本格フォトスタジオ「Studio C(スタジオ シー)」を設立。
↓↓↓
https://www.studioc-japan.com

実はこの大人ワイン.comの私の写真もこのStudio Cでの撮影によるもの(^^)。生まれて初めて宣材写真の撮影というものを経験させていただき、私自身も自分の中に眠る一番素晴らしい姿を引き出していただいた一人です(笑)。

妹のアレキサンドラさんは、日本人の旦那様と二人三脚でセンス溢れる個性的なフランスアクセサリーブランドを取り扱うインポーター「Carte Blanche(キャルト・ブランシュ)株式会社」の代表を務め、姉のクララさん同様フランスと日本両国の素晴らしさを知っているからこその類い稀なセンスを発揮し、日本ではあまり見ることのできない新感覚の素材やデザインに拘ったブランドを展開。
↓↓↓
https://carte-blanche-int.com/

フォーマル、カジュアル、どちらのシーンにも着飾れる商品セレクトを意識し、固すぎず、緩すぎず、今回のボンジュール・フランスのコンセプトにもなっている自然に美しく人生を楽しむフランス流の暮らしの美学「Art de Vivre(アール・ド・ヴィーヴル)」を見事に表現している。

またどんなブランドでも必ず自らが現地に足を運び、デザイナーと直接会い、会話を交わしての交渉というバイイングにより、造り手の人柄も含めたブランドコンセプトを忠実に日本に伝える架け橋的な役目を担っている。

今回のような期間限定のイベントだけではなく、絶えず日本とフランスを想う気持ちを忘れないお二人の今後の御活躍にも注目です。

来年2018年は、今度は逆にフランス パリを舞台にした大型日本文化紹介企画「Japonismes(ジャポニズム)2018」が開催されるようで、今後益々日本とフランスの文化交流が盛んになっていくことを願います!

というわけで今回のテーマは、「Bonjour France(ボンジュール・フランス)伊勢丹について」でした。

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